(掃除機はぜんぜん怖くないトーマ)
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初めての場所、初めて見るもの、初めて聞く音など、基本的にあらゆる物事が怖い、臆病犬のトーマ。しかし、なぜか掃除機だけは怖くないらしいです。
寝ているところに掃除機がやってきても、全然動こうとせず、そのまま寝続けます。まるでどっしりと構えた大物のようです。
どうせ怖くないのなら、ボーダーコリーらしく掃除機に戦いを挑んでくれたら面白いのに、それもないというのがトーマらしいところです。
ただ、掃除機よりよっぽど大人しい扇風機は怖いらしく、やっぱりトーマはトーマなのでした。暑いだろうと思い、飼い主が扇風機の風をあててあげようとする度に、戦々恐々と逃げ回っています。
怖さの基準がよくわからないです。面倒くさい男です。それでも、最近は扇風機には少し慣れてきてくれましたが。
「世の中のすべてのものは掃除機だ」と思ってくれたら良いのに、と思います。
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